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ニュースレター 第11号

私の感じたここちよい景観(中尾史江)
“ 95手作り景観賞”審査会等のご案内
“ 95手作り景観賞”交流会&表彰式のご案内
景観を考える(保村守)
日本建築士会連合会の「第3回まちづくり賞」受賞する!(東孝次)
デザインフォーラム95経過報告(水沼信)
バランス(山崎隆弘)

私の感じたここちよい景観   中尾史江
陰翳礼賛
 昼なお暗い原始の森のように見えるこの一画は旧県立図書館の裏山にある。赤松、椎、樫などの巨木の間々に山積の古木がたくさんあって、春には暗い苔むした道に紅い花が降りつづく。
 家も道も公園もみな小椅麗で明るいものになっていく今、この陰翳は貴重である。願わくばこの道が1キロメートルいや500メートルでも統いていれば…。通りすぎれば一瞬でもそこにめ佇ば心は永遠と化す。(山口市亀山町)
木洩日の径
 後河原とパークロードを結ぶ道の中で一番好きな径である。ここを通りぬけるときは何故か心がはずむ。豊かに枝を延ばす大樟や針えんじゆ、唐楓など種々様々な樹々のそよぎの中にテニスコートからの歓声やそこここのベンチからの囁きが時折交じって“皆生きてるんだ!”なんて変に実感するからかもしれない。美術館もパークロードもない昔から、たくさんの人を通してきたやさしい径である。(山口市後河原)
“ 95手作り景観賞”審査会等のご案内
次のとおり審査会及ぴ現地審査会を開催させていただきます。ご多忙のところ恐れ入りますが、ご参加を賜わりますよう、よろしくお願いします。応募作品が皆様の審査をお待ちしています。
●審査会
 次の8つの会場で行っています。どの会場でも結構ですので、ご都合のいい会場、ご都合の良い時間にお越しください。
 なお、今年度も“まちのよそおい”に関心のある方であればどなたでも審査できるようになっていますので、多くの方々に声を掛ていただき、審査会場へお越しくださいますようお厩いします。
開催地 会場 開催日時
山口 県政資料館・イベントポール 9月29日(金)〜1日(日)10:30〜16:30
小野田 サンパーク・ギャラリー 10:30〜18:00
岩国 岩国郵便局・コミュニティプラザ 10月7日(土)10:30〜16:30
徳山 ピピ510・ロビーホール 9月30日(土) 10月7日(土)10:30〜16:30
田町イベント広場 10月14日(土)10:30〜16:30
柳井 ゆめタウン柳井・センターコート 10月15日(日)10:00〜18:00
長門 長門コミュニティタウン「ウェーブ」 10月22日(日)10:00〜18:00
下関 シーモール・2F中央広場 10月28日(士)10:00〜19:30
 
(注1)山口会場は、「デザインミーティング95」の一環として行います。
(注2)終了時刻は会場により変更されることもありますので、ご注意ください。
審査された方の中から抽選で50名様にオリジナルテレホンカード(50度1枚)を差し上げます((抽選の結果は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。)奮ってご審査ください。
 審査は、展示されたパネル等から心地よいと感じられる作品を「たてもの部門」から3点.「ろじ・みち部門」から1点選んで投票してください。各会場の投票結果を集計して、各部門上位から数点を「優秀」とします。
●現地調査
 「世話人賞」の審査を兼ねて、応募作品の現地調査を行います。どなたでも参加できます。多くの方のご参加をお待ちしています。
実施日 県西部…10月15日(日)(責任者:山崎)
県東部…10月2日(土)(責任者:原田)
県央部…10月2日(日)(責任者:東)
集合会場 山口芸術短期大学
出発時刻 9:00(時間厳守をお願いします)

“ 95手作り景観賞”交流会&表彰式のご案内
交流会&表彰式を次のとおり開催します。設計者と市民の方々が交流できるまたとない機会だと思います。多くの方のご参加をお待ちしています。
●日時:11月12日(日)14:00〜16:00
●会場:二ユーメディアプラザ山口(山口市熊野1−11 TEL:0839−21−1125)
●内容:「優秀」に選ばれた作品の設計者等がスライドで説明し、出席との交流を行います。
●当日の予定スケジユール
  14:00〜14:30 オ一プニング まちのよそおい・ネツトワークの活動紹介他
  14:30〜16:15 優秀作品のスライドによる紹介
  16:15〜16:30 表彰式
景観を考える    保村守
 以前インダストリアルデザイナーを目指していた数年間で感じたことの一つは、いくら”良い”デザインのされたモノでも、それが必ずしも多くの人々に評価され、そして数多く売れるというわけではないということだった。まあ、売れる売れないは別にしてもこれがデザイナーの考えた、人にやさしい、地球にやさしい、コストのかからない…便い手にとってベストなものだと考えられるものであれば、世の中に受け人れられると信じていた。
 しかし、この世の中でデザイナーと呼ばれる人種は少数派に過ぎなかった。自分達の使用者の分析に疑いを持ち始めたデザイナーは、それならばと、より使用者、もっと言えばより生活者の立場にたったデザインは出来ないものかと考え、「まちづくり」の世界で言う、”住民参加型”デザインを目指すことになるのだが、これはせいぜい、使用者とのコミュニケーションを密にしたマーケットリサーチに過ぎなかった。
 何故うまくいかないのか考えてみた。工業製品というものは建築等と違って、最低でも設備投資を回収できる数は出回らなければならないし、八方美人的な、どこで使っても違和感のないモノとならなければならない側面を持っている(時々、そのデザインの与えた、使用される空問や生活それ自体へのインパクトを評価されることもある)。  しかし、景観を考える場合、それは個々の地域の特性を反映した、一つひとつ異なった価値観に根ざしたものであってよいはずだし、世の中全般に普遍的に評価されるものではなくてもいいのではなかろうか。
 人々の行動範囲カ拡がり、同じ景観が多くの人の目に触れるようになってきているが、それでもその景観を評価する基準は一人ひとりが持っているものだし、画一的であってはならない、ましてや作り手側が押しつけるものでもない。
 環境問題を考慮しているかどうか等の基準を導入して評価を画一的にすることは簡単なことだが、一人ひとりが意識して、主体性をもって考えることの出来る景観問題であってほしい。景観を評価するための基準は、もっともっと単純な、それこそ好きか嫌いか、ここち良いか悪いかなんていう、ごくごくプリミティブな、しかし今の時代大切な基準であってよいように思う。
日本建築士会連合会の「第3回まちづくり賞」受賞する!    東孝次
 市民の刺激を受けながら主体的に活動を展開していることが評価され、日本建築士会連合会主催の「第3回まちづくり賞」を受賞し、さる9月14日青森市で開催された第38回建築士会全国大会で表彰を受けました。この賞は、建築士会員の優れたまちづくり活動を表彰する賞で1993年度創設されたものです。今回は全国から15団体が推薦され、私たちを含めて3団体が受賞しました。当日、「まちづくり発表会とまちづくり大交流会」が開催され、私たちの活動を報告させていただきました。またグランブリを懸けた公開審査会も行われましたが、残念ながらグランプリは獲得することはできませんでした。地道な活動が評価されたものと、世話人一同大いに勇気付けられました。
デザインフォーラム95経過報告    水沼信
 昨年に引続き(財)山日・防府地域工芸地場産業振興センター主催の人材養成事業「デザインフォーラム」をまちのよそおい・ネットワークが共催しています。  今年度の研修も昨年度同様、九川芸術工科大学の藤原惠洋先生を講師にお招きし、ワークショッブ手法により進められています。今年度はJR防府駅北の空地を市より借り受け、「今後のまちづくりの指標になるようなものを自分達の手で実際につくろう!」というとんでもないテーマに取り組んでいます。(しかも予算ゼロで…。)  5月から始まったフォーラムも早いもので4ヵ月が過ぎました。参加者全員で現地を訪れ、余りの敷地の広さに後込みしたこともありましたが、各グループは正現の研修日以外に何度も集まり、現在ほほ計画をまとめたあげたところです。さて、来る10月14日(土)に駅北一帯でフリーマーケットが開催されます。それに併せて最初のアクションを実行することになりました。是非来てみてください。活動資金ゼロのはずなのにどうしてこんなことができるの?と疑いたくなるような企画が目白押しです。当日の感動を倍増させるために、具体的な内容はここではあえて明かさないようにしておきます。しかし、フリーマーケットはあくまでもブロローグで、その後本格的な活動が始まります。そこにはさらに篤くべきことが・・・。
バランス    山崎隆弘
バランス(balance)⇔つりあい。 人と人とのつながり(人間関係)のパランスというものは、たいへん厄介である。 二つのおもりが同じ大きさ、重さでつり合っていれぱいいが、三つ、四つと増えてくると収拾がつかなくなってくる。 見た目は同じ大きさても、比重が違うとパランスが保てない。 人と人のパランスは、おもりとは違う。 人は感情の生き物である。 “バランス”を考えて・と文字・言葉て表現してしまうが、バランスを考えるのがいちぱんむずかしい。 親子、夫婦、友達、職場の仲間、先輩後輩、野球の投手・捕手等。 パランスがあつてこそ成り立つ間柄である。 世の中、少々パランスが崩れている。 あるときは強く。あるときはやさしく。 相手に対して、叱咤激励できる勇気をもつこと、信頼を自分から築く努カをすることがバランスヘの入口ではないかと、自分自身をマインドコントロールしている今日この頃です。