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ニュースレター 第7号

私の感じたここちよい景観(高橋千砂)
1994年度事業計画について(東孝次)
水沼レポート…横浜ガレリア(水沼信)
遠ざかる風景(山崎一夫)
編集後記

私の感じたここちよい景観    高橋千砂
 私たちが生まれる前から生きている古い家。そこで生活したわけではないけれど、懐かしい落ち着いた気持ちになれる場所。山口市小鯖地区叶木。久しぶりに立ち寄った叶木集落には、ほとんど茅嚢屋根の家が存在する。そこはもう田植えの季節となり、作業している農家の人とすれちがい、あいさつをかわす。
 柳井や倉敷の町家とはまた違った、農村の歴史的景親。私たちが外国の景親を見て感動するように、きっと外国人から見る日本らしい景親とはこういったものだろう。また、都会に居て忘れがちなものが蘇ってくるような、自然に近くなれるそんな場所は、やはりここちよい。全く新しいものぱかりつくったり、真似たりするのではなく、自然の音と匂いとこの風景は、残したいものだ。伝統を守ることと伝統をつくっていく間で、こういった景親もあることを忘れてはならない。
 今度また、天気のいい日にスケッチブックを片手に訪れてみたいものだ。
1994年度事業計画について    東孝次
  3年目となる1994年度は、次の“まちのよそおい事業”を実施します。
  なお、今年度は「(財)山口県文化振興財団助成事業」として行います。
  皆様のより一層のご支援、ご協力を賜わりますよう、よろしくお願いします。

“94手作り景観賞”の募集・審査・表彰
 私たちのグループの主要な行事である“手作り景観賞”の募集・審査・表彰は、1994年度も実施します。“94手作り景観賞”の応募部門は、「たてもの」「みずべの施設」「まちなみ」の3部門です。
「みずべの施設」とは、橋、ダム、河川公園、港湾施設等の川、池、海などの水との関わりのある施設をさします。募集方法は1993年度と同様、写真3枚と簡単な推薦理由を提出していただくことにしています。
今回こそは多くの方々からの応募を期待しています。審査方法も1993年度とほぼ同様な方法で行います。ただ審査会場については、1993年度の4会場に岩国市、下関市を付け加える方向で関係者へご協力をお願いしています。審査員については、今まで有料としていましたが、今回は一人でも多くの人々に参加していただくことを第一義として、“まちのよそおい”に関心のある一般の方々にお願いすることにしています。
また前回2回とも最優秀を決めていましたが、今回は決定せず、市民の方々によって選ばれた作品について、設計者と生活者が交流できる場を提供することにしています。

“私が感じたここちよい景観”の募集
 まちの中の人工的な景観だけでなく、自然の風景や祭りなどの行事も含めて、広くさまざまな山口県内の景観を募集します。あなたの心地よいと思っている景観を1枚の写真にしてお寄せください。
日常生活の中で気持ちいいなと感じておられる眺めをぜひご紹介してほしいのです。
これらの推薦された心地よい景観はすべてデータとしてニュースレターで公表するだけでなく、今までの“手作り景観賞”の応募作品と併せて、世話人の中で議論し、「山口のここちよい景観(第一号)」(仮称)と題して発行することも計画しています。資金やマンパワーとの関係で発刊のための準備のみに終わる可能性もあります。
もし発行できれば、これからのまちづくりの参考にしていただくために市町村に配付するだけでなく、郷土学習の参考資料として中・高校にも配付したいと考えています。

「デザインフォーラム」の共催
 “手作り景観賞”の事務局的な活動に追われていることの反省で、具体的な景観への提言を行う訓練をしようと、デザインプラザHOFUで行われる「デザインフォーラム」に共催という形で企画協力することにしました。
これはデザインプラザHOFUが中小企業の人材養成の一環として実施されるもので、まちのデザインについて具体的なテーマで研修しようというものです。当初の1994年度については、防府駅から天満宮までの緑道(歩行者空間)について、さまざまな視点から考えることにしています。皆で議論しながら1つのものにまとめる手法として注目されているワークショップ方式を導入し、グループで楽しみながら研修できるようなものにしたいと考えています。
願ってもいなかった先生の協力を得ることができました。ワークショップの権威である九州芸術工科大学の藤原惠洋先生を講師としてお迎えします。神戸市や兵庫県出石いずし町へのバスツアーもあり、有意義な研修になるものと期待しています。

引き続き、ニュースレターの発行や活動報告書の作成も
 会員の皆様への情報紙であるニュースレターについては、年5回程度、発行する予定です。専任の事務局を置いていない「まちのよそおい・ネットワーク」としては、年3回の発行でも苦戦していましたが、定期的な情報発信が必要だと考え、頑張ることにしています。
 私たちの活動は大変息の長いものになると思っています。そのため、毎年度その活動をまとめておくことは、今後の活動を考える上で大変重要だと思っています。その意味からも、毎年度きちんと活動報告書は作成したいと考えています。

 
水沼レポート    水沼信
 その後、お元気に活躍されていらっしやいますでしょうか。私は毎日片道1時間満員電車に揺られ、大学校に通っています.女の子のむっとするようを香水の香りが妙に前頭葉をくすぐります。
 さて、「まちのよそおいJの原稿を送らせていただきます。
 それから次回の締切はいつだったかまた教えて下きい。

横浜ガレリア
 再開発によって生まれた高層ビル群の中心広場として建設された、イタリアの建築家、マリオ・ペリー二設計による立体広場である。
 広場の中心に円形の池、その周囲を回廊が巡り、ギャラリー等が入っている。従来の公開空地のような平面的な広場とは全く異なったこの立体広場は地域のシンボルであり、常に周辺の住民で娠わっている。以上

遠ざかる風景   山崎一夫

  久し振りに歩いた故郷の道。
  子供の頃、広く感じた道は狭く、大きく見えた家は小さい。
  萎んだように見える町に、ほんの少し記憶喪失。
  沢山あった懐かしい思い出も、なぜか今日ば萎んで見える。
  だが、暫く歩き続げると
  毎日のように通った駄菓子屋や貸本屋など
  記憶の片隅に残った町並みに出会う。
  あの懐かしい想いでがふっと蘇る。
  町の移ろいに戸惑いながらの
  ほんの少しの記憶の一コマで、幼なじみの顔まで浮かんでくる。
  遠ぐ過ぎ去った時間さえも呼び戻してくれるこの町に、
  再び会えてよがった…。
縮集後記
 というわけで、今年度もなんとかスタートいたしました。どうぞよろしくお願いします。皆様のご意見、ご感想をお侍ちしております。
“ここちよい景親”の募集も始めております。これぞと思う1枚を、是非お気軽にお寄せ下さい。ご応募下さった方々の中から抽選で30名様に、とってもステキなオリジナルテレホンカードをさしあげます。締め切りは8月10日です。詳しくは“ここちよい景観 募集要項”をご覧いただくか、事務局又は最寄りの世話人までお問い合わせ下さい。