12 菜香亭

幕末期の藩庁移転に伴い、膳部職(料理責任者)であった斎藤幸兵衛が山口に移住して、迎賓館的な意味合いを持つ料亭を開業した。その名にちなんで井上馨が「菜香亭」と命名したと言われる。数度に渡って増改築が加えられた近代和風建築であるが、明治期の絵図によると一部洋館が併設された時期もあったようである。明治の元勲をはじめ、歴代総理大臣の書などもあり、歴史の重なりを味わうことのできる建築である。
12 菜香亭
明治初年頃
設計者・施工者不詳
山口市大殿大字
木造2階建