8 秋田商会

秋田商会は日清戦争後創設された海運会社。関門周辺では最抑の鉄筋コンクリート造であり、1階事務所、2・3階住居、そして屋上には当時としてはきわめて珍しい屋上庭園が造られ、樹木は現在もしっかり根付いている。外観は化粧タイル貼りの洋風をなし、角部に配されたドーム付の階段室がひときわ目を引く。唐戸地区でも異彩をはなつ建物である。 関門で最初のRC造建築。施主が自ら設計を行ったアマチュア建築であり、ユニークな発想にあふれている。外観は化粧タイルを張つたかなり本格的な洋風建築である。住居部分となる上階には和室が組み込まれている。屋上には国内初の試みとなる屋上庭園が設けられているなど、洋風の丈夫さと和風の快適さをもつ建物である。また、屋上に突き出した塔は印象的で、塔屋内の螺旋階段は見事である。
8 秋田商会
 事務所
 1915年(大正4年)
 秋田寅之助
 関門商事
 SRC造地上3階地下1階
 下関市南部町23−11